鎌倉 鉢の木【和食】精進料理/会席料理【公式HP】

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厨房から » 季節の素材物語

暑気払いの水無月

2020年7月10日

今日は、とっても久しぶりの旅行会社さんからのご予約。

3密対策をバッチリと行った日帰り観光旅行のお客様をお迎えしました。

こういったご予約のお客様をお迎えするも、実に1月ぶりとなります。

何か水菓子をお付けして・・というリクエストでしたので、
鉢の木風「水無月」をご用意させて頂きました。

皆さんは、「水無月」という和菓子をご存じですか?

京都など関西ではポピュラーなこのお菓子、
ういろうに小豆や甘納豆を乗せたもので、6月の末日に食べます。

この風習は、平安時代の宮中行事が始まりです。
旧暦の6月1日の「氷室の節句」には、
氷室(昔の冷凍庫ですね)から取り出した氷を食べて暑気払いをしたそうです。

それが庶民の間にも広まりますが、その昔、氷は高級品!!
とても手に入るものではありませんでした。
そこで、氷を真似て作ったのが「水無月」のはじまりです。
水無月の三角の形は、切り出した氷の形を模したものとされています。

当店では冷たく召し上がって頂く為に、寒天を使ってお仕立いたしました。
氷室から出したばかりの冷たい霜の付く様子は、氷餅を使いました。

氷餅は、お餅を水につけて寒気にさらし、
凍らせては溶かし、凍らせては溶かしを繰り返して乾燥させたものです。

半年間の汚れを祓い、無病息災を祈願する。
夏バテ予防と、暑気払いの意味を持つ水無月。

この時期にぴったりの和菓子です。
お越しの皆様の、これからの健康を祈念して・・。

さぁ、暑い夏を乗り切りましょう!

今回も、鈴木がお届けしました。

梅仕事、第二弾

2019年6月24日

まるで宝石のような梅。
鉢の木の梅仕事、第二弾。
梅干しも順調に仕込まれています。
もう少しつけ込んだ後、土用干しを行っていきます。
この時期の梅干しは、完熟した梅の香りと果実の食感があり
実はとっても美味。
従業員みんなで少しづつ味見をしました。
すごくフルーティーで梅ってプラムの一種なんだよな〜と実感しました。
これを書いている今も、よだれが止まらない私です。

梅仕事

2019年6月6日

梅仕事はじめました。

まずは梅ジュースから。
雑味の元となるヘタは丁寧に取り除き、
エキスが出やすくなるように穴を開けていきます。

店頭でのご案内は、6月中旬を予定しています。
またお知らせさせて頂きます。
お楽しみに!

青梅

2019年6月3日

地場産の立派な青梅が届きました。

今年は梅の生育が遅く、なかなか梅仕事をはじめられませんでしたが、
いよいよスタートです。

実山椒の初物

2019年6月1日

琵琶湖のほとりより
実山椒の初物が届きました。

箱を開けた瞬間から、ピリッと刺激的な香りが。
その独特な香りと辛みが食欲をそそります。

実山椒は和食の中で最も重宝される香辛料といっても過言では無いかも・・

当店でもちりめん山椒はもちろん有馬煮など、
様々なお料理に使っていきます。

初夏の到来

2019年5月26日

じゅんさいの季節がやって参りました。
初夏の到来です。

鉢の木では秋田産の生じゅんさいを使用しています。
一つ一つ手作業で摘み取ったものです。

この数日は、もうすっかり夏の日差しです。
暑い日は喉越しのよいじゅんさいが一際美味しく感じます。
その旬の食材は、身体が欲している食べ物なのだな〜としみじみ。

ちなみにジュンサイのネバネバ成分はムチン。
タンパク質の消化吸収を助けてくれます。夏バテ対策にぴったりです。

第一級の養生食【自然薯】

2012年10月30日

細長い食べ物には精がつくものが多く
昔から自然薯や山芋は「山うなぎ」と呼ばれていました。

中国の資料※で自然薯は食養生として第一級の食材と挙げられています。
日常的に摂ることで精をつけ寿命を延ばす、脳の働きを増し、知力を高める。
その他にも、耳や目の働きを良くし、皮膚に潤いと栄養を与えるなどと書かれています。

治療目的の食事としては、胃腸の働きを高め食欲不振の解消、
慢性の咳の改善などが書かれています。

自然薯の一番効果的な食べ方として、
消化酵素の働きを発揮する生食「すりおろしのとろろ汁」がおすすめです。

現代では、インスリンの分泌を促し血糖値を下げるところから糖尿病に有効とされています。

※中医飲食保健学

冬:里芋

2010年12月11日

足元では落ち葉を踏むかさこそという音が聞こえ、空気もぴんと張り詰めた冬らしい日が続きます。

こんな時期は根菜類がいい。大根、蕪、それにたくさんのイモ類。見てくれはいまいちですが、お日様の恵みをいっぱいに受けて育った野菜たち、身も心も温ためてくれます。
越前大野(福井県大野市)から日本一おいしいといわれる上庄の里芋もとどきました。標高200メートルの上庄といわれる雪深い盆地。雪解けとともに作付けられた里芋はこの地中で養分をたっぷりとって育ち、秋に掘られます。でんぷん、かたさ、実のしまりも抜群。昔から上庄の長い冬の食生活を支えてきた里芋。鉢の木の料理を彩る冬野菜のひとつです。

こんな野菜を調理しているときはお客様が温まり、ほっとされるようすが浮かびます。
私たちの心までほかほかしてきます。