初夏:鯛

鯛はお祝いの席にふさわしい魚です。

「おめでたい(鯛)」とか、大位(たいい)=高い位の人と語呂が良いとか、魚へんに周(あまねく=すべて)は魚の王様などといわれます。その均整の取れた形と鮮やかな色、淡白な味は古くから日本人に好まれてきました。

島根県の三保関の鯛祭など、鯛にまつわるおめでたい風習や神事は、日本各地に残っています。浦島太郎の「鯛や平目の舞い踊り」や七福神の「恵比須さまの持っている魚」としても親しまれています。近年では釣ったときの手応えがいいと、釣り好きのターゲットにもなっています。

喜ばしく、馴染み深い鯛。精進料理には使わない素材ですが、鉢の木ではお祝い用の会席料理として調理いたします。この季節は多くの鯛が、鎌倉近くの葉山漁港で水揚げされます。新鮮で力強い鯛を姿焼きにし、贅沢に盛り付けました。

鉢の木の「祝い鯛 大皿盛」です。

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