「食彩の王国」四季の四味 わかめ料理

四季折々のわかめ料理

食彩の王国 取材風景テレビ朝日系「食彩の王国」、3月31日(土)は「鎌倉わかめ」の特集が放映されました。
鉢の木にも取材が入り、四季折々のわかめ料理を撮影いただきました。

四季の四味:
食育の祖、石塚左玄の著書『食物養生法』には、
「春苦味、夏は酢の物、秋は辛味、冬は脂肪と合点して食え」
と記され、旬の食物の大切さを説いています。

今回は、この「苦味」「酸味」「辛味」「油」を用いたお料理に、名脇役としてのわかめを添え、
四季の味を整えました。

【春:苦味】筍の山家煮

筍の山家煮

【夏:酸味】夏野菜とわかめの梅ゼリー酢かけ

夏野菜とわかめの梅ゼリー酢かけ

【秋:辛味】きのこの辛味スープ

きのこの辛味スープ

【冬:油】焼き大根と炒りわかめ

焼き大根と炒りわかめ

【精進料理レシピ】独活(うど)と竹の子の木の芽味噌和え

【精進料理レシピ】独活と竹の子の木の芽味噌和え

材料

竹の子 独活(うど) ほうれん草 白こんにゃく
水 酢 木の芽
西京味噌 信州味噌 砂糖 酒
精進出汁 醤油 みりん 塩

作り方

・ほうれん草の葉と水をミキサーにかけ、一度漉して火にかける
・その際に青いものが浮いたら布巾で包み、水をかけて冷ましたら、絞って塩を加える。
・そこに、西京味噌 信州味噌 砂糖 酒を合わせ、すり鉢で擦った木の芽を合わせ、
木の芽味噌をつくる
・こんにゃくも切り、から煎りする
・独活は切って、酢を入れたお湯で茹でる
・竹の子はさいの目切りにして煮こぼし、
精進出汁に醤油、みりんを、塩を加え一度沸騰させて冷ました汁に浸し、味を含ませる
・最後に竹の子の水気を切り、木の芽味噌と合わせて盛り付けする

【精進料理レシピ】アスパラとじゃがいもの包み揚げ

【精進料理レシピ】アスパラとじゃがいもの包み焼き

材料

アスパラガス 人参 じゃがいも 長ひじき 湯葉
砂糖 塩 油

作り方

・アスパラガスは硬い部分を皮むきして、一口大に切り、塩ゆでする
・長ひじきは水でもどしておく
・人参はひじき程度の太さに切って、塩ゆでする
・じゃがいもは皮むきし、蒸して裏ごしし、砂糖と塩で味付けを
・春巻きのように、湯葉で上記の具材を巻き、油で揚げる

【精進料理レシピ】若竹椀

【精進料理レシピ】若竹椀

材料

筍、木綿豆腐、大和芋、にんじん、わかめ、木の芽
薄口醤油、塩、精進出汁

作り方

・筍は縦に薄く切り、茹でておく
・人参は茹で、わかめは湯通ししておく
・水気を切った木綿豆腐をすり鉢ですり、おろした大和芋、わかめを加え
薄口醤油、塩で下味を整え、弱火で蒸し固める
・精進出汁と薄口醤油、塩で汁を作り具を温める
・椀に盛り付けて、汁を注ぎ、最後に木の芽を乗せて香りを楽しむ

【精進料理レシピ】姫皮豆腐とわらびの合わせ味噌仕立て

【精進料理レシピ】姫皮豆腐とわらびの合わせ味噌仕立て

材料

豆腐 大和芋 筍の穂先 わらび
薄口醤油 塩 精進出汁 醤油
信州味噌 西京味噌 赤味噌 白味噌

作り方

・あらかじめ重しなどをして水をじゅうぶん切った豆腐をすり鉢ですり、
・おろした大和芋を加え、さらにすり、塩、薄口醤油で軽く味付けする。
・精進出汁に醤油を加え、千切りにした筍を湯がく。
・すり鉢の中味と茹でた筍を合わせ、適当な大きさに丸め、5分ほど蒸し、
・わらびと共に精進出汁につけ、味を染み込ませておく。
・また、精進出汁に各種味噌を合わせ、味噌汁を作り、器に盛る。

【精進料理レシピ】桜蒸し

【精進料理レシピ】桜蒸し

材料

湯葉 道明寺粉 お湯 塩
百合根 桜葉
醤油 精進出汁 片栗粉 山葵
薄口醤油 みりん

作り方

・湯葉は軽く焼き目をつけ、精進出汁に醤油を加えたもので煮て、冷ます。
・百合根も同様の出汁で茹でておく。
・道明寺粉は塩を少々入れたお湯で戻しておく
・巻き簾で道明寺を巻くが、その際、芯の部分に上記の湯葉を入れる。
・切ったら、塩抜きした桜葉を巻き、器にうつして器ごと中火で10分程度蒸す。

・精進出汁に薄口醤油、みりん、塩少々を合わせ、中火で沸騰させ、
・水溶き片栗粉でとろみをつけた餡を作る。
・蒸しあがったら餡をかけ、わさびを乗せて、食す。

「お食い初め膳」について

【お食い初め(おくいぞめ)とは】

お食い初めとは、赤ちゃんの誕生から100日目をお祝いする儀式で、平安時代から行われてきたようです。

個人差はあるものの、新生児は生後100日ほどで乳歯が生え始めます。このことから、子供が一生食べ物に困らないようにとの願いと、歯が生えるまでに成長したことを喜ぶ意味もあります。

赤ちゃんにとっては、初めて食べ物がお箸で口に運ばれるため「箸初め」、また100日にちなんで「百日(ももか)の祝い」とも呼ばれます。

長寿にあやかって、いちばん年長の方がお箸を赤ちゃんの口に運んであげる「箸役」をします。男の子なら男性が、女の子なら女性が、その役になります。

また、お祝い膳には、「歯が丈夫になるように」の意味合いから、歯固め石と呼ばれる小石が供されます。お箸を小石にあて、それを赤ちゃんの歯茎にそっとあててあげます。

【鉢の木のお喰い初め膳】

鯛尾頭付き
赤飯、黒豆煮金箔添え
2,000円(税別)

※お食い初め膳は、ご予約にて承ります。

お気軽にお問合せ下さいませ。

ご予約・お問合せ 0467-23-3723